最後のページ
ゆめにっき
夢を見た。何度も何度も、同じ夢を見た。
でも、もうおしまい。
夢が見たかった。楽しい夢を。
どんなカタチでもいいから友達が欲しかった。
現実ではもう無理って分かってたから、夢を見ていた。
鳥は私を仲間外れにして、化け物達は私ではなく、私の使う物に反応を示した。
物は私の憧れ・夢・希望・現実で、それらに化け物は興味を示した。
私個人には何の価値も無いかのように。
もういいや。疲れた。
夢が終わっても現実はひたすらに続いて、終わりの無い恐怖に疲れてしまった。
私を飾るだけの物は夢に置いてきた。
夢にも現実にも私の場所なんか用意されていない。
なら、もう・・・。
ベランダに出ると夜が明け、空が明るんでいた。
空気は透き通っていて、息をするたび肺がひんやりとした。
ベランダにはちょうどフェンスと同じ高さの踏み台。
さぁ、夢から覚めよう。
こんな現実はきっと夢だから。
次の現実ではきっと生きていけるから。
涙が止まらない。
台の上に座り込んで、頭を抱えて・・・。
何がいけなったんだろう?
私は、ただ友達と一緒に、楽しく、明るく、みんなと同じ日々を過ごしたいと思っただけ。それが許されなかったから、夢に願っただけ。
誰かが、私のために泣いてくれたのなら、私もこんな事にならなかったのに。
立ち上がった。下なんか見ない。どれぐらい高いかなんて知らない。ただ『高い』という事実だけで十分。
少し、助走をつけて、台から上に向かってジャンプした。
私をどこか違う世界に連れて行って。夢じゃないどこかへ。
普通に過ごせる未来へ・・・。
「わぁ。」
声がした。下からだ。
ひゅるひゅると真っ逆さまに落ちて、何だろうと思い宙で下を見た。
飛び込んできたのは『白』。
バスッと音がして、私は起き上がった。
ケガはすり傷程度で、ここが夢の世界なのか分からなくなった。
ぼうっとしていると、抱きしめられた。
あぁ。私は知っている。この人を。夢にいた、人だ。
黒と白色で、長いピアノの前にいた人だ。
そうでしょう?
その人は震えている。私は包丁は持ってないよ?泣いてる、の?
でも夢の中の約束で、その人は声を出せない。
周りには夢の世界で見た覚えのある人たち。そして、大きな白い布。
みんながピンと張って持っていた布のおかげで私は死ななかったらしい。
どうして?なんで助けたの?
「死んじゃあいけないよ。」
ピアノの人は言った。
その微かな温もりと、発せられた声が、確かに現実にいると教えてくれた。
でも、もうおしまい。
夢が見たかった。楽しい夢を。
どんなカタチでもいいから友達が欲しかった。
現実ではもう無理って分かってたから、夢を見ていた。
鳥は私を仲間外れにして、化け物達は私ではなく、私の使う物に反応を示した。
物は私の憧れ・夢・希望・現実で、それらに化け物は興味を示した。
私個人には何の価値も無いかのように。
もういいや。疲れた。
夢が終わっても現実はひたすらに続いて、終わりの無い恐怖に疲れてしまった。
私を飾るだけの物は夢に置いてきた。
夢にも現実にも私の場所なんか用意されていない。
なら、もう・・・。
ベランダに出ると夜が明け、空が明るんでいた。
空気は透き通っていて、息をするたび肺がひんやりとした。
ベランダにはちょうどフェンスと同じ高さの踏み台。
さぁ、夢から覚めよう。
こんな現実はきっと夢だから。
次の現実ではきっと生きていけるから。
涙が止まらない。
台の上に座り込んで、頭を抱えて・・・。
何がいけなったんだろう?
私は、ただ友達と一緒に、楽しく、明るく、みんなと同じ日々を過ごしたいと思っただけ。それが許されなかったから、夢に願っただけ。
誰かが、私のために泣いてくれたのなら、私もこんな事にならなかったのに。
立ち上がった。下なんか見ない。どれぐらい高いかなんて知らない。ただ『高い』という事実だけで十分。
少し、助走をつけて、台から上に向かってジャンプした。
私をどこか違う世界に連れて行って。夢じゃないどこかへ。
普通に過ごせる未来へ・・・。
「わぁ。」
声がした。下からだ。
ひゅるひゅると真っ逆さまに落ちて、何だろうと思い宙で下を見た。
飛び込んできたのは『白』。
バスッと音がして、私は起き上がった。
ケガはすり傷程度で、ここが夢の世界なのか分からなくなった。
ぼうっとしていると、抱きしめられた。
あぁ。私は知っている。この人を。夢にいた、人だ。
黒と白色で、長いピアノの前にいた人だ。
そうでしょう?
その人は震えている。私は包丁は持ってないよ?泣いてる、の?
でも夢の中の約束で、その人は声を出せない。
周りには夢の世界で見た覚えのある人たち。そして、大きな白い布。
みんながピンと張って持っていた布のおかげで私は死ななかったらしい。
どうして?なんで助けたの?
「死んじゃあいけないよ。」
ピアノの人は言った。
その微かな温もりと、発せられた声が、確かに現実にいると教えてくれた。