記憶
1
何でここにいるんだっけ。
ああ そうだ 誰かを助けに来たんだ。
誰を助けに来たんだっけ。
ああ 分からない。
何か 大切な人を助けに来た気がする。
でも 忘れてしまった。
忘れちゃいけないのに。
忘れたら死んでしまうのに。
あいつの名前を呼んでやって、助け出さなきゃいけないのに。
どうして分からないんだ。
イーファの樹の下。仰向けで寝ているオレ。
・・・死んだのか?
助けようとしたあいつは死んだのか?
誰なのかも分からない。
でも 一つ分かる。
助けれなかった。
オレはあいつを助けれなかった。
思い出そうとしてもノイズがかかって、砂嵐にのまれて・・・分からない。
名前も顔も思い出せない誰か。
そいつのためにオレは泣いた。
助けれなかったからじゃない。
死んでしまったかもしれないからじゃない。
思い出してやれないから。
誰かが言ってた。
死んでしまっても、そいつのことを覚えている誰かがいる限り、そいつは生き続けるんだって。
「くそ・・。なんだよコレ・・」
誰かの思い出を頭の中で再生するのにノイズがかかっていて声が聞きにくい。砂嵐がかかって全体が見えない。
その誰かとの最後の思い出もノイズと砂嵐しかなかった。
それでも必死で耳を澄ます。目を凝らす。
覚えていたい! 助けたい!
今もまだ暴れるイーファの樹にオレは飛び込んだ。
誰だ。
何で覚えてない。
でも・・・助ける。
そこに救える命があるなら迷わず救う!
「待ってろ・・・」
──生きるんだ・・ジタン──
そう、聞こえた気がした。
オレはそれに対してにやりと笑う。
ようやくお前の声が聞けた。
ああ そうだ 誰かを助けに来たんだ。
誰を助けに来たんだっけ。
ああ 分からない。
何か 大切な人を助けに来た気がする。
でも 忘れてしまった。
忘れちゃいけないのに。
忘れたら死んでしまうのに。
あいつの名前を呼んでやって、助け出さなきゃいけないのに。
どうして分からないんだ。
イーファの樹の下。仰向けで寝ているオレ。
・・・死んだのか?
助けようとしたあいつは死んだのか?
誰なのかも分からない。
でも 一つ分かる。
助けれなかった。
オレはあいつを助けれなかった。
思い出そうとしてもノイズがかかって、砂嵐にのまれて・・・分からない。
名前も顔も思い出せない誰か。
そいつのためにオレは泣いた。
助けれなかったからじゃない。
死んでしまったかもしれないからじゃない。
思い出してやれないから。
誰かが言ってた。
死んでしまっても、そいつのことを覚えている誰かがいる限り、そいつは生き続けるんだって。
「くそ・・。なんだよコレ・・」
誰かの思い出を頭の中で再生するのにノイズがかかっていて声が聞きにくい。砂嵐がかかって全体が見えない。
その誰かとの最後の思い出もノイズと砂嵐しかなかった。
それでも必死で耳を澄ます。目を凝らす。
覚えていたい! 助けたい!
今もまだ暴れるイーファの樹にオレは飛び込んだ。
誰だ。
何で覚えてない。
でも・・・助ける。
そこに救える命があるなら迷わず救う!
「待ってろ・・・」
──生きるんだ・・ジタン──
そう、聞こえた気がした。
オレはそれに対してにやりと笑う。
ようやくお前の声が聞けた。